組み込み基板ではなくAndroidにAIを載せた理由
大画面と音声AIをAndroid上で組み合わせると、組み込みハードウェアより開発の自由度と製品の幅が広がり、保護者もタブレットよりずっと受け入れてくれます。これは、音声リモコン付きのAndroidプロジェクターを実際に出荷して得た結論であり、好みではありません。
今、載っているもの
2つです。絵本を生成する音声会話と、語学学習です。
会話の流れは、子どもがリモコンを通じてAIキャラクターと話し、会話が終わるとシステムがそこから絵本を生成して壁に映し出すというものです。言葉も画像も物語も、たった今話した内容から作られるので、子どもは自分のアイデアが具体的な形になっていくのを見ます。
音読テストをやめた理由
語学学習には、もともと音読チェックがありました。子どもが単語を読み上げ、AIが発音を判定するものです。私は意図してこれを外しました。
理由は単純です。子どもはもともときれいに発音できないので、小さな認識の誤りで不合格になり、すぐにうんざりして、遊びたくなくなります。これは他の場面でも当たった種類の問題です。正確な一致を求める場面での音声認識は、ハードウェア製品では機能ではなくリスクです。
テストは、リモコンで選ぶ多肢選択に変えました。上下左右で答えを選び、発音の判定はなく、苛立ちはずっと減りました。
なぜタブレットではないのか
これは実際の営業の場でも出た話です。保護者は、子どもにタブレットやスマートフォンを持たせることをはっきり嫌がります。その理由はソフトウェアではなく、状況を管理できないことです。子どもは画面を持って隅で丸くなり、保護者は簡単に呼び戻せず、何が起きているのかも見えません。
壁に映るプロジェクターは、部屋の全員から見えます。子どもの活動が最初から透明なので、保護者は付きっきりで見守る必要がありません。
その見えることこそが、一部の保護者がこのカテゴリーにお金を払う本当の理由です。仕様ではなく、状況の性質です。
Androidが与えてくれるもの
土台でAndroidを動かすと、改善の速度が大きく変わります。組み込みハードウェアでは、機能を足すとたいてい、ファームウェアの変更、モジュールベンダーとの調整、統合サイクルの待ちが必要で、アイデアが実機に届くまでに数か月かかることもあります。Androidなら、新しいAI機能の組み込みや操作の変更を数日のうちに実機で試せ、うまくいかなければ方向を変えられます。
小さな会社にとって、この改善速度の差は、ほとんどのスペック比較より重要です。
大画面の次の行き先
現在の2つの機能は出発点です。大画面と音声が本当につながれば、その上に多くのものが積み重なります。複数人で一緒に画像や短い動画を生成する、AIが参加するゲーム、生成した結果を家族共有のコンテンツとして壁に映す、など。全員が自分のスマートフォンを見ていては起こりませんが、1つの共有画面では自然に起こります。
大画面は、人を同じ場所に引き寄せます。誰もが個人の端末を見つめている今、それは懐古ではなく差別化です。
関連ページ
これらの記事の元になったハードウェアを試してみませんか?
6つのAIハードウェアプラットフォームが量産中です。市場と販売チャネルをお知らせいただければ、評価用サンプルをお送りします。
サンプルを依頼する